こんにちは pokkeです。
お客様からのこんな一言
ミシンをかける時、縫い始めの返し縫いの裏側がぐちゃぐちゃになっちゃうんです。
返し縫いとは、縫い始めや、縫い終わりの糸が、ほつれないようにする縫い方です。
同じところを前進、後退、前進するように縫いますよ~
うんうん、裏側がぐちゃぐちゃになること、ありますよね~
普段はそんなに気になりませんが、巾着袋の入れ口のところなどは気になりますよね。
どんな時にぐちゃぐちゃになるのか、調べてみる
うんうん、ぐちゃぐちゃの時がありますね。
では右からどんな条件で縫ったか解説しますね。
一番右側を縫った時の条件は
針は上げたまま、上糸と下糸はテキトーに横に出して縫い始めました。
裏側はぐちゃぐちゃですね~
右から2番目の条件は
針は下までおろして、上糸と下糸はテキトーに横に出して縫いました。
裏側はやっぱりぐちゃぐちゃです。
右から3番目の条件は針は上にあげたまま、上糸と下糸はきちんと後ろに出して押えで踏んでいます。
裏側はきれいになりました。
右から4番目の条件は
針は下までおろして、上糸と下糸はきちんと後ろに出して押えで踏んでいます。
裏側はきれいです。
右から5番目の条件は
針は上に上げたまま、上糸と下糸はきちんと後ろに出して押えで踏んで、左手で少しひっぱっています。
裏側はきれいですね
右から6番目の条件は
針は下までおろして、上糸と下糸はきちんと後ろに出して押えで踏んで、左手で少しひっぱっています。
裏側はきれいですね。
どうでしょう?上糸と下糸を、きちんと後ろ側に出すことを意識すると、
返し縫いのぐちゃぐちゃは解消され、きれいに縫えるようです。
実は縫い始めは針をきちんと下までおろしてから縫い始めるのがミシン縫いの基本です。
なので、私はずっとそれが習慣になっていましたが、
今回の実験で私の新しいパートナーは、針が上がった状態でも、
割ときれいに縫えてしまいました(^_^;)
返し縫いの裏側がぐちゃぐちゃで困っている人はこれを試して!
私が予想したのとは、ちょっと違った結果になりましたが、もしぐちゃぐちゃになって困っている人は、次の方法を試してみてください。
- 針を一番下までおろす(手でプーリーをまわして下します)
- 押えを下げる
- 上糸と下糸は後ろ側にきちんとだして押えで踏む(糸がたるまないようにしてね)
- 左手で上糸と下糸がたるまないように少しひっぱる
- ゆっくりと返し縫をしてみましょう
どうですか?うまくいきましたか?(^_-)-☆
ちなみに最初の画像の右側3本は、自動糸切を使った時の実験です(自動糸切だと下糸は出ていません)
右端は、針を上げたまま上糸を後ろに踏んでいます。裏側はきれいです。
右から2番目は、針をおろして上糸を後ろに踏んでいます。裏側はきれいです。
右から3番目は、針をあげたまま上糸をテキトーに右側に出しています。裏側はぐちゃぐちゃです。
上糸、下糸を後ろ側にたるまないように出して、押えできちんと踏むのがコツですね!
気にしない!気にしない!っていうポジティブ思考の方は自分の好きな方法で返し縫をしちゃうのもいいと思います。私は手作りは楽しくするのが一番だと思っているので♪
でも、ぐちゃぐちゃが気になり始めたら基本を思い出してくださいね~(^_-)-☆
自動糸切機能について
これは自動糸切で糸を切った時の裏側です。
5mmくらいは糸が残ってしまっています。
自動糸切りがどんな感じになっているか興味がある方は、参考にしてくださいね。
これだったらもう一度自分で糸を切らなくちゃいけないから、
あんまり意味がないという方もいるでしょう。
でも、使うと便利なんですよ~
後から糸をきちんと切ることをするとしても、作業効率が上がります!
私はもうこの機能を手放せません。
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おまけ ヒートカット
自動糸切の話で、糸始末をヒートカット(ライターなどで化繊を溶かしてしまいます)でしているという方がいるようなので、試してみました
なんか怖いドキドキする~!
きゃーー、火が付いた!怖いです。私には無理だと分かりました(T_T)
左2つはライターでヒートカットしました。
クルッとまるまっていますね。
私も持ち手の始末や内まきテープの処理でヒートカットする時はありますが、
糸端をヒートカットはこれからもしないと思います。
ほつれ止め液について実験してみました
生地の水通しの実験はこちらの記事で書きました
お読みいただきありがとうございました