こんにちはpokkeです。
来年度の入学入園準備に向けて袋物のサンプルの用意をしています。
そろそろ来年の準備を始めるお母さま方もいらっしゃると思うので、
気が付いたことを少しづつまとめていこうと思います。
今回作るサンプルは上履き入れ
生地はノラネコぐんだんのキルティング生地が指定されています。
ノラネコぐんだんは人気の絵本♪ 5歳の孫も好きですよ~
柄物生地の裁断の注意点
さて、この生地を裁断する時に気を付けることは?
袋の口の部分が出来上がった時に上の写真のようにノラネコが首チョンパになるのは避けたいな~と思います。
英語の部分を脇できれいにつなげたい!
お店で新人ちゃんが生地を裁断する時にまったく表の柄を見ないで、
裏から印を書いて裁断しようとして注意したことがあります。
生地がぎりぎりで柄を選べない場合や、
大量に作るため柄を気にしてられない場合や、
性格的に首チョンパが気にならないならOK!ですが、
裁断する前に柄をみて場所決めをするのは大事だと思っています。
柄物の生地は柄をよく見て裁断する場所を決めましょう♪
ロックミシンで四角の角を縫う場合
さて、今回の本題ロックミシンで四角の角の縫い方です。
下の写真のように布端をメスでほとんど切らずに角を縫うのは簡単です。
角まで縫ったら針を上げて、押さえも上げて90度回転させます。
この時生地を少しだけ向こう側に引っ張ってから回転させるとうまくいきます。
回転させたら針をおろして、押さえも下げたらそのまま縫えばOK!
そんなに難しくないですね~
少し工夫が必要なのはメスでカットしながら角を縫う時
ロックミシンを使う時、縫い代をメスで切り落としながら縫うこと多いです。
私の使っている衣縫人の場合はロックミシンの台の端に合わせると2.5mm~3mm位切り落とすようになっています。
何も工夫しないで上記の方法で角を縫うと・・・
角で90度回転させた時に矢印の部分でメスの厚み分が邪魔をして、
生地がぐちゃっとなってしまっています。
そのまま縫うと
切り落としたい部分がメスの厚みで折りたたまれてしまっていますね。
そこでこんな時は少しだけ下準備をします。
赤丸からスタートしてぐるっと一周3mmほど切り落としながらロックをかけたい場合
写真のように3つの角で生地を少しだけカットしておきます。
どうしてこのサイズでカットするかというと
ロックミシンを真上から写してみると私のロックミシンの場合は角を縫う時に邪魔部分が幅2.5mmで長さは2.5㎝でした。
そこで下準備の時にその部分をカットしています。
仕上がりはこんな感じ
生地が折りたたまれたりしないで縫えました!
今回の上履き入れは縫い合わせる前に裁断した生地の縫い代端にロックミシンをかけておく指定がありました。
(私は縫い合わせた後に縫い代始末をする方が好きですが)
普通は裁断した生地の縫い代端にロックミシンをかける場合、生地端ギリギリをほんの少しだけメスでカットしながら縫います。
ただ、今回は生地がキルティング地で、キルトをしてあるミシン目がどうしても裁断した時にほつれてしまうので、その部分をカットしながらロックをかけたかったんです。
そのため上記のよう下準備をする方法でロックをかけました。
仕上がりはこんな感じ
キルティングの綿がちょっと出ちゃってますが(^-^;
もちろん、それぞれの辺をガーーーと端まで切り落としてしまう方法もOK!
・・・っていうかその方が早いよね(>_<)
その場合はロック糸の始末をしてくださいね~
おまけで巻ロックでハンカチをつくってみましたよ~
上ルーパー糸をウーリー糸に変えているのでふわふわとしたボリューム感が出ています。
角はこんな感じ
うーーん。メスの切れ味が悪い!
糸調子、もう一息かな~(^-^;
そうそう、ロックミシンの糸処理
ハナタロウさんのブログでロックの空環の処理にワンタッチ針を使うと便利だと紹介されていました。
100均で売っているものを買ってみましたが、試してみると本当に便利!
実はこの針をずっと前に使ったことがあるのですが、
その時はまつり縫いに使いました。
その使い方では時々糸が抜けてしまうので、私はその後使っていなかったのですが、
この空環処理に使うアイディアは本当にいいです!
ハナタロウさんご紹介ありがとうございました。
ハナタロウさんのブログではトレーナの作り方も分かりやすく説明されています。
さて完成した上履き入れ
ノラネコぐんだんは無事に首チョンパにならないで済みました!
脇の柄はどうなったかな?
脇の柄もきれいにつながりました!
終わりに
今回の工夫はそんなに使う場面は無いかもしれませんが、こんな方法もあるよ~ってことで書いてみました!
ひとつ反省点は
ロックミシンが埃だらけです!(>_<)
写真を撮ると目立ちますね~
そして、メスの切れ味も悪い!
年末になるし、ロックミシンの掃除とメス交換をしたいと決意しました!