こんにちはpokkeです。
さて、プードルファーとフリースで作るリバーシブルスヌードの続きいきましょう♪
プードルファーとフリースで作るリバーシブルスヌード(その2)
前回までのおさらい
プードルファーとフリース生地を1枚づつ裁断しました。
さあ、縫っていきましょう♪
プードルファーとフリース ミシン針とミシン糸
ん?初心者さんから質問ですね。
プードルファーやフリースはミシン針やミシン糸は何を選べばいいですか?
そうですね~、初めての時は迷いますよね。では縫う前に針と糸の説明をしましょうね。
お客様から上記のような質問をたびたび受けます。
プードルファーやフリースは基本的には編み地なのでニット地の仲間です。
そこでお店ではニット用のミシン針とニット用の糸をお勧めしています。
ニット用のミシン針は針先が少し丸く(ボールポイント)なっていて、編み糸を避けながら縫うことが出来ます。
編み地は一か所糸が切れただけでどんどん穴が大きくなってしまうので糸が切れたら大変!
セーターにあいた穴がどんどん大きくなった経験がある方は多いと思います。
ニット生地は目飛びも発生しやすいですが、ニット用針を使うとそれも軽減できると思います。
針先は丸くなっているはずですが、ハズキルーペで見てもまったく分かりませんでした。
試しに指に刺してみたらやっぱり痛いです!(^-^;
詳しくはオルガン針株式会社のHPで説明されています。
ボールポイントの特徴 | 作り手のための専門情報サイト-アートステッチルーム(Art Stitch Room) Presented by ORGAN NEEDLE CO., LTD.-
ミシン糸はニット用がいいですね。
ニット用の糸は普通のミシン糸に比べて伸度が大きいです。
引張強力・伸度とは、ミシン糸に一定方向への荷重を加え、切断させるのに要する力を「強力」といい、その時の伸びの状態を「伸度」という。
引用元津山グンゼ株式会社HPより
私が普段使っているシャッペスパン#60の伸度が12%で、
ニット用ミシン糸レジロン#50の伸度が30%なので、倍ぐらい伸びに強いはずです。
ちょっと実験してみました
上がレジロン#50(ニット用ミシン糸)
下がシャッペスパン#60(普通ミシン糸)
今回使用したフリースを左右に引っ張ってみると先にシャッペが切れていますね。
もっと力を入れて引っ張ると
レジロンも切れちゃいました。
シャッペスパンはブチブチに切れています。
ちなみにロック部分は切れていませんが、生地は伸びちゃっていますね~
レジロン ニット用ミシン糸 #50 |
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さぁ、今度こそ縫いましょう♪
(1)二枚の生地を中表に合わせて縫う
プードルファーとフリースを中表に合わせて図の部分をミシンで縫います。
針目は大き目にして、返し口は8~10㎝縫い残します。
縫い始めと縫い終わりは返し縫してくださいね。
今回使った生地はプードルファーとフリースですが、フリースの方が伸びやすい生地だったので、私は下にフリース生地その上にファー生地を合せた状態で縫っています。
以前の記事で説明したように上側の生地は押さえに押されて伸びやすくなります。
伸びる生地を上側にするとより縫いズレしやすいので、伸びる生地は下側にしています。
縫いズレを防ぐ方法は以前書いた記事で紹介しているのでよかったら参考にしてください。
あーー、又、説明長いですね~(>_<)
さぁ次にいきましょう♪
(2)筒の口部分を縫う
筒状になっている片側を矢印の方向へ手を入れて反対側の口に合わせます。
(うーーん、簡単だけど、表現が難しい!分かるかな?)
長さ半分になり、芋虫みたいですね。
(1)で縫った部分の縫い代を割って(開いて)おく
筒の口部分を一周ミシンで縫います。
プードルファーの縫い代部分がゴワゴワする場合は縫い代のファーを少しカットしましょう。
上の写真のように縫い合わせる前に縫い代のファーを一部カットする場合もありますが、切り過ぎるとハゲができてしまうので注意が必要です。
ちなみに私は今回プードルファーのボリューム感がそれほどなかったので、
縫い合わせをした後に少しだけファーをカットしています。
筒の口の部分を縫い合わせる時はしたの写真のように、
内側からミシンをかけるとやりやすいです。
(3)返し口から表に返す
さあ、もうすぐですよ~
(1)で縫い残していた返し口から表に返して、返し口を手縫いでとじます。
ミシンで縫い合わせた部分にファーが縫いこまれてしまっている部分があれば
目打ちで表に出しましょう。
これで完成です!
まとめ
さらっとおさらい
生地を2枚裁断する
生地の上下に2本ミシンをかける(返し口は縫い残す)
筒状になっている口部分にミシンをかける
返し口から表に返し、返し口をとじる
わぁー、4行ですんじゃいますね。
そうです! 色々書いてきましたが、実は簡単なんです!
簡単なスヌードをすごく難しく説明したかな~?と反省していますが、
気がついたポイントをいくつか途中で入れてみました。
ひとつでもどなたかの参考になることがあれば嬉しいです(*^^)v
おまけ ねじりスヌードの作り方
この写真上の説明「(2)筒の口部分を縫う」」の写真と似ていますが
どこが違うか分かりますか?
これは筒の口部分を縫う前に内側を半周ねじっています。
そうするとねじりスヌードになるんですよ~
右側がリバーシブルスヌード、左側がねじりスヌードです。
表情が違っていますね。
ねじりタイプは内径が小さくなるので、横サイズを大きめにするといいと思います。
今回私は2歳の孫のスヌードは縦15㎝横55㎝(1㎝の縫い代含む)で作っています。
色々説明しましたが、気楽に作ってみてくださいね~
簡単です!