こんにちはpokkeです。
この間実家に帰った時に母がこんな事を言っていました。
みーちゃんが最近家出して、たまにしか帰ってこないのよ~
みーちゃんと父
みーちゃんは実家で飼っているオス猫です。
2年前に亡くなった父がとても可愛がっていた猫で、父が生きている間は完全室内飼いで外に出たことはありませんでした。
父が亡くなる前2ヶ月間くらいはベッドで寝たきりの父のそばにずっと付き添ってくれていたんです。(父はすっぽり布団の中に入っちゃってます)
介護ベッドは床ずれを防ぐために自動で傾きますが、みーちゃんは無理な体勢になっても落ちないように上手にポジショニングをしていました。
もともとは捨て猫だったのを父が拾ってきて飼いはじめた猫だったので、みーちゃんは誰より父が好きだったんでしょうね~
ちなみに父が私の事を分からなくなった頃、
父が私に向かって「誰?」「みーちゃん?」って聞いたことがあります。
いやいや、「みーちゃんは猫だよ」ってちょっとだけ切なくなりました。
お嫁に行って近くにはいない娘より、ずっとそばについていてくれたみーちゃんの名前の方を覚えていたのは仕方ないですね~(^_^;)
その父が亡くなってみーちゃんは寂しくなったのでしょうか?
すごく外に出たがるようになったようです。
みーちゃん別荘と美味しいおやつを手に入れる!
外に出るようになったみーちゃんのお気に入りは近所のおじさんのところ
おじさんは庭で色々手作りをしていたようですが、みーちゃんはそのおじさんのそばにべったりくっついて離れません。
父も手作りが好きで、近所の子供たちに凧を作ってあげたり、ぞうりを編んだりしていましたから、そんな父におじさんは似ていたのかもしれませんね。
実はその家にはみーちゃんそっくりの猫が飼われていたのですが、少し前に亡くなってしまったんだそうです。
父がいなくなってしまったみーちゃんと、飼っていた猫が死んでしまったおじさんの波長がピタッと合ったのでしょうか?
おじさんの家には他にも2匹のオス猫がいますが、その猫ちゃんたちとの関係も良好だという事です。
ご近所なので、その家の方から餌をあげていいかとか、泊めてもだいじょうぶか?聞かれので、母は「ご迷惑でなければよろしくお願いします」とお願いしたそうです。
まぁ田舎で、ご近所付き合いもあるのでこんなこともあるのかもしれませんね~
私が泊まった夜もみーちゃんはいませんでしたが、朝ウォーキングに行った母と一緒に何事もなかったように帰ってきました(^_-)-☆
こうやって、みーちゃんは別荘を手に入れました!
しかも、向こうのお家で美味しい物を食べているらしく、今までの餌を食べないってことで今までより上等のご飯やおやつを母に用意してもらえることになりました♪
みーちゃんの作戦大成功♪かな?
犬は人につき、猫は家につく
昔はこんな風に言いましたよね。
犬は飼い主に従い、猫は住み着いた場所に執着するという意味です。
でも、本当は犬も猫も人につくのかもしれませんね。
実家にはハッピーという犬も飼っていたのですが、そのハッピーも父が亡くなった1年後に死んでしまいました。
みーちゃんは父の猫!ハッピーは母の犬!って感じでした。
そう思うと、やっぱり犬も猫も人につくのでしょうね。
父もハッピーもいなくなって寂しそうな母の側にみーちゃんはずっといてくれましたが、もう母は大丈夫だと判断して自分が好きなおじさんのところへも行けるようになったのかもしれませんね。
手作り好きは遺伝する?(みーちゃんとは関係ないけど)
みーちゃんの大好きだった父は畳職人だったのでとても器用でした。
私が強烈に覚えている父の手作りの思い出があります。
小学校の時にランドセルに給食のパンを入れっぱなしにしていたので、夜中にネズミにランドセルをかじられてしまって底が無くなってしまいました。
当時はランドセルは高価ですぐに買い直すことは出来なかったので、父が真っ赤な革の筆箱を解体してランドセルの底に縫いつけてくれたのです。
その当時の私はそのランドセルが恥ずかしくて、底が見えないように気を付けていましたが、今考えるとよく直せたな~と感心します(^o^)丿
母も洋裁や編み物が得意でたくさんの洋服を作ってもらいました。
母の愛用のミシンはレトロな足踏みミシン
そういえば、弟も手作り好きです。
弟の一番最近の手作り作品は、その名も「履くだけで誰にも気づかれずに身長が50cm伸びるシークレットシューズ」だそうです(^_^;)
大好きな家族がいつまでも元気でいられますように♪
お読みいただきありがとうございました。