手作りとシンプル生活

手芸店で働きながら手作り生活を楽しんでいます

セリアの刺しゅう用下絵シートのデメリット

こんにちはpokkeです。

 

YouTubeの「「初セリア大型店で購入した手芸用品を、実際に使いながら紹介します」という動画にこんなコメントをいただきました。

刺繍後に水でシートを落とす時、水性インクが刺繍糸に移るということはありませんか?油性だとどうしてダメなのですか?

YouTubeコメントより引用

コメントありがとうございます♪(^.^)

 

私は全然その事を気にしていませんでしたが、

なるほど~そう言われてみると、確かに心配です。

 

私が今まで刺しゅうをしたセーターやTシャツを見てみると

図案を写した部分は、割と濃い色で刺しゅうをしていることが分かりました。

それであまり気にならなかったのかもしれません。

 

刺しゅう用下絵シートで検証してみる

それでは今回も検証をしてみたいと思います。

刺しゅうシートに図案を書きます

右側が水性ペン、左側が油性ペン

わざと太く書いてみますね~

 

シートをはがして

白のブロード生地の上に貼りました

 

薄いピンク色の刺しゅう糸でバックステッチをしてみました

水性ペンで書いた方を、水につけてシートを溶かします

ちょっとピンボケ写真になってしまいましたが、

うぁあ~

これは視聴者さんの心配通り、水性ペンの色が刺しゅう糸に移っているみたい(>_<)

 

今度は油性ペン

 

うーーん、こちらも黒くなってますね~

 

結構ゴシゴシ洗ってみましたが、きれいにならないので

石鹸をつけて洗ってみたところ・・・

 

今度は両方ともきれいに落とすことが出来ました。

 

念のためにもう一度

もう一度やってみましょう

今回は水性ペンで書いています

黄色のくちばしと足、ピンクのほっぺの部分が心配です。

 

 

水でシートを落としてみると

心配した通り・・・(>_<)

 

わぁ、こちらも心配した通り

 

水だけではインクが落ちないので今回も石鹸で洗ってみました。

 

石鹸で洗うと今回も無事にインクを落とす事が出来ました♪

なんか鳥さんも笑ってる?(^.^)

 

直接、刺しゅう糸にマジックで書いてみる

では、もし刺しゅう糸に色移りした場合、色が消えるかどうかの検証

右側は水性ペンで2か所、左側は油性ペンで1か所、塗ってみます

 

水洗いだけではどちらもきれいにならなかったので、石鹸で洗ってみました。

右側の水性ペンの方は2か所とも消えましたが、油性ペンの方は消えません

 

 

まとめ

一つ目のデメリット

視聴者さんのご指摘通り、水性ペンの色が刺しゅう糸に移ってしまう事が分かりました。

特に薄い色の刺しゅう糸の時は目立つし、水洗いだけで落とす事は出来ませんでした。

 

今回は石鹸できれいにすることが出来ましたが、あまりゴシゴシすると

刺しゅう糸も毛羽だってしまうので注意が必要です。

 

セリアの刺しゅう用下絵シートの使い方には

必ず水性ペンを使用してくださいと注意書きがあります。

 

なので、水性ペンを使用する方がいいはずですが、色移りはしちゃいますね~

 

私はこのシートを

生地が伸びて図案が写しにくいセーターやTシャツに使っています。

 

今回の実験で使ったような伸びない普通の生地なら、従来通りチャコペーパーで図案を写す方が安心ですね~

 

二つ目のデメリット

このシートを貼った上から刺しゅうをすると、生地に刺しにくかったり

針がベタベタすることもあります。

なぜか、針のベタベタがひどくて何度もウェットティッシュで拭かないとダメな部分と、あまりベタベタにならない部分が同じシートにありました。

 

おわりに

視聴者さんからいただいたコメントをヒントに検証をしてみました。

私自身も今まで気が付かなかった事を検証することが出来て良かったと思っています。

 

このシートのメリットとデメリットを知った上で、ご自身で判断して

使用するといいですね。

 

私はこれからもニットに刺しゅうする時はこのシートを使うつもりですが、

色移りするなどのデメリットには注意したいと思いました。