こんにちはpokkeです。
ランチョンマットを作りたいんですが、まっすぐ裁断できません。布に四角形を書くのも苦手なんです。何かコツがありますか?
分かりました!製図と裁断の時に気を付けるポイントを考えてみますね。
今のシーズンだとお子様用にレッスンバックや巾着袋、ランチョンマットを作るお客様が多いです。
どれも生地を四角に裁断しますが、意外と難しいんですよね~
では、私がいつもやっている方法で確認してみましょう。
生地の地直し
生地がゆがんでいないか確認する
生地屋さんで購入した生地はどれも四角ですよね。
でも、その生地はきちんとゆがみのない長方形や正方形だと思いますか?
私はお店で生地を切る時に、なるべく横糸の布目通りに裁断してお客様にお渡ししますが、さすがに横糸1本で切るのは難しい。
多少の誤差が出てしまいます。
横糸を抜いてみると、曲がっているのが分かります。
ここをまずは糸1本まっすぐに通るようにしてみます。
上の写真のように横糸1本が通るようにね。
生地がすごく曲がって切られていたら、横糸1本を引っ張り、それを目安に切ります。
写真では分かりにくいですが、肉眼ではちゃんと見えますよ。
ただ、けっこう途中で切れちゃってイラっとしますよね~
そんな時は、切れたところまでハサミを入れて、そこから又糸を引っ張ってみましょう。
何回かに分けて行うと割とうまくいきます。
ゆがみを直す
ゆがみがない状態というのは、縦と横がきちんと直角になっている状態です。
直角を確認するには定規を2本使ったり、角度定規を使ったり色々方法があります。
でも、定規を2本そろえたり、直角定規を用意するのは大変ですよね。
そこで、今回は100均で購入できる工作用紙を使ってみましたよ~
まぁ四角の紙なら何でもOK!
もちろんお子様の画用紙とかでもいいですよ~
ただし大きめがいいです!
ダイソーで買ったこの工作用紙は32㎝×45㎝
しっかりしているので使いやすいです。
生地の角に合わせて工作用紙を置いてみましょう。
おぉ!ちゃんと合ってるよ~♪
こうやっておいてみると、この生地はほぼゆがみが無いことが分かりますね~
こちらの生地はちょっとゆがんでいます。
そんな時は手で斜めの方向にひっぱったり、アイロンを斜めの方向にかけて生地の縦横が直角になるように直していきます。
生地はその性質上縦と横はあまり伸びません。
斜めが伸びる方向ですからそれを利用してゆがみを直します。
(・・・っていうか元々斜めが伸びちゃうから生地がゆがんだんだろうね~)
どちらの方向にひっぱるかはゆがんでいる方向を確認して作業してくださいね。
無理やり乱暴に引っ張るのはナシね~
もし生地の耳が突っ張っているような時は、耳に斜めに少し切り込みを入れるとうまくいく時もありますよ。
(そもそも耳が曲がっている生地もあるので注意が必要です。)
この生地も少斜めの方向にアイロンをかけると、ゆがみがなくなりきちんと直角になりましたね。
手で引っ張ってみたり、アイロンをかけてみても、ゆがみが取れない時もやっぱりあります。
まぁそんな時は私はそのまま作っちゃいます。
直らないものはしょうがないよね(^。^)y-.。o○
たぶんゆがんだままの状態で固定されちゃっているのかな?
それはそれで安定しているので大丈夫でしょう。
生地をまっすぐ裁断する
直接生地に書きこむ
四角を裁断する場合は直接生地に書き込む方法と型紙を使う方法があります。
こんな感じで直接生地に書きこみます。
私は耳の部分は使わずに3㎝~5㎝内側から書くようにしています。
この時、直角に書くのが難しいですよね~
そんな時にも工作用紙を使うと簡単に直角を書くことが出来るのでお勧めです。
生地の上に工作用紙を置いたら上の画像のように3点に印をつけます。
点を結んで定規で線を引きましょう。
これで四角形の2辺は書けました。
この時作るサイズにしてくださいね。
工作用紙より大きいサイズにする時は線を延長します。
後は今書いた辺に工作用紙を合せてまた点を書いて四角を完成させます。
工作用紙は厚みがあるので、新品なら直接定規みたいに使うことが出来ますよ~
型紙を使う
裁断に慣れていない人は型紙を作るのがお勧めです。
これなら絶対にきちんと裁断できます!
ただし、その時使う型紙は方眼の製図用紙を使いましょう♪
製図 型紙用紙 『コピクィーン 方眼製図用紙』 SUN・PLANNING サン・プランニング サンプランニング
この方眼製図用紙なら直線も直角も正確です!
私は文鎮で型紙を押さえたらそのままロータリーカッターで切っていきます。
ロータリーカッターは正確に切れるのでお勧めです。
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ハサミの場合はマチ針で止めてから切ってくださいね。
ロータリーカッターの使い方、コツを考えてみたよ - 手作りとシンプル生活
まとめ
生地を正確な四角に裁断するためには最初にきちんと生地のゆがみを無くす
直角を正確に裁断できるように工作用紙や型紙を使う
今回は生地の水通しについては触れていないのでこちらの記事も参考にしてください。
終わりに
ただ、生地を四角に切るだけですが、これが意外と難しいのです。
特にランチョンマットは正確に直角になっている長方形に裁断出来ないと、仕上がりが残念な感じになっちゃいますよね。
生地がゆがんだままでも、きちんと型紙を合せて裁断すると見た目はきれいな四角に見えます。
でも、アイロンをかけたりミシンをかけたりするうちにやりにくいな~と感じるはずです。
下の画像の生地はきちんと正方形に切ってあります。
きちんとした正方形ですが、生地の縦横の布目とは合っていません。
横の布目はピンクの点線です。
ちょっと触っているとこんな風になってきますよ~
こんな風になっちゃうとやっぱり作りづらいです。
時々困るのは、横に並んだような柄の生地で、布目とプリント柄がきちんと合っていない場合があります。
布の目とは、ずれた状態で印刷されているんですよね。
こんな時はうーーーん、困りますよね。
まぁ、私は見た目重視で柄に合わせて裁断します。
この写真みたいにね。
ゾウが斜めになっちゃうとなんだか落ち着かないもんね。
色々書いてきて、もしかして初心者さんが難しいな~っと思ってしまうか,
ちょっと心配になっています。
どれかひとつでも四角の裁断が苦手だな~と思っている方のヒントになればいいな~♪