手作りとシンプル生活

手芸店で働きながら手作り生活を楽しんでいます

突然の転落事故と要介護認定の申請

こんにちはpokkeです。

 

久しぶりにパソコンを開きました。

 

実は母が実家の階段から落ちて、大けがをしてしまいました(>_<)

そのため実家で、母に付き添っていました。

 

少し前に、救急医療情報セットの記事をかきました。

 

その時はまさかこんな事になるとは思っていませんでしたが、

本当に何が起こるか分かりませんね。

 

 

突然の転落事故

階段からの転落事故 

一人暮らしの母は朝起きて、寝室のある2階から降りてくる途中、

階段から落ちてしまったんです。

 

ものすごい出血だったそうですが、なんとか近くに住んでいる弟に連絡をすることが出来たので命拾いしました。

母は一人暮らしなので、もし脳しんとうでも起こしていたらと思うと恐ろしい・・・

 

弟は救急車を呼んだ段階で、私のところにも電話をくれました。

「おふくろが階段から落ちて、血だらけだ。意識はあるけれど出血がすごい。

また連絡する。」

 

弟の慌てぶりに、私の心臓もバクバクしてしまいます。

30分連絡を待ちましたが、何も手につかず、気が付いた時には

新幹線に飛び乗っていました。

 

後から聞いた話では受け入れ先の病院の調整で、救急車は30分間自宅前で待機していたそうです。

 

コロナの影響で、病院に付き添えるのはひとりのみ

病院へは義妹(弟のお嫁さん)Yちゃんが付き添ってくれました。

 

診察の結果、母は脳には異常がありませんでしたが、

額を16針縫い、肋骨3本にひびが入っていました。

 

それでもこのコロナ禍、病床数が足りないのか、入院ではなく自宅療養になりました。

 

2階の寝室からベッドを一階の居間に移し、ここで寝てもらうことにします。

 

病院からは体の大きな孫が何とか抱えて帰ってきましたが、

ベッドに横たわらせると、痛がってまったく動くことが出来ません。

 

16針も縫った額の傷は痛々しく、肋骨のひびを痛がって、

少しも体を動かすことが出来ない母の姿に涙がこみ上げてきます。

 

でも、私が泣いて母を心配させたくありません。

「死なないでいてくれた。痛いのは生きているからだ。」と自分を納得させました。

 

よく介護はある日突然始まると言われますが、本当にその通りですね。

 

ただ、母はケガなので絶対によくなるはずです。

母が快適に過ごせるように、寝たきりにならないようにサポートしていこうと密かに決心しました。

 

ただ実際は、実家の近くに住んでいる弟夫婦にお世話になることが多くなると思います。

義妹Yちゃんには、父の介護をしている時にも本当にお世話になりました

 

 

介護のスタート

1日目

母はとにかく一日中寝ています。

 

私が付き添っている間に、紙おむつや、寝たままでも飲めるようなストローキャップなどをYちゃんが用意してくれました。

母はわずかに横を向けるぐらいなので、薬を飲ませる時に誤嚥しそうで怖いです。

 

2日目

この日も母は一日中寝ています。

 

寝返りも、うてないような状態なので、とにかく水を飲ませるのが怖い。

 

父を介護していた時にレンタルしていた介護ベッドがあればいいな~と思い、

父の担当だったケアマネさんに相談してみます。

(Yちゃんがすべて連絡を取ってくれました)

 

母は要介護認定をしていませんが、すぐにベッドを手配してもらえることになりました。

 

3日目

昼間は少し起きている時間が増えました。

 

痛がって、お尻をあげられないので、おむつ交換も四苦八苦です。

孫のおむつ交換は簡単ですが、動けない母のおむつ交換は難しい。

 

何の準備もしてこなかったのと、仕事があるので私は一旦家に帰りました。

 

4日目

介護用ベッドが運び込まれました。

ケアマネさんも来てくれて、母の要介護認定の申請をします。

 

夜はYちゃんが泊まり込んでくれましたが、夜中に母が大声で泣いて

現実と夢との区別がつかない錯乱状態になってしまいました。

 

不安になったYちゃんが病院に相談すると、心配だったら連れてきてくださいとのこと。

もう少し様子を見る事にしました。

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5日目

昼間は意識もしっかりしていて、介護ベッドを使って体を起こすことが出来るようになりました。

 

夜中にどうしてもトイレに行きたいと言い出し、Yちゃんが支えてトイレまで行ったようです。

昼間は痛くてまったく動けなかったのに、なぜかその時は痛みをそんなに訴えなかったようです。

 

6日目

二日間眠れなかったYちゃんと交代出来るように、私が実家へ

昼間は少し食事が出来るようになっています。

 

介護ベッドの威力はすごい!

自力では身体を起こすことが出来ませんが、

介護ベッドが身体を起こしてくれるので、食事をすることができます。

寝たままの状態では栄養ドリンクやゼリーぐらいしか食べられなかったので、大きな進歩です。

 

夜、突然目覚めた母が「ここはどこ?」

私に向かって、「なんでここにいるの?」と言います。

「今まで寝ていた2階じゃなくて、1階だよ」というとキョロキョロしながらも納得した様子です。

やはり夜中になるとちょっと不安定になるのでしょうか?

色々ネットで検索してしまいます。

まさか、認知症?

せん妄かな~・・・

 

7日目

病院へ抜糸に行きました。

この時も介護ベッドが大活躍! なんとか病院へ行くことが出来ました。

16針も縫った傷は痛々しかったですが、抜糸するとだいぶ痛々しさが軽減されます。

肋骨の痛みも少しずつですが、よくなっているようです。

 

この日の夜は母と昔話で盛り上がりました。

私も楽しかったですが、母も楽しかったようです。

 

8日目

ケアマネージャーさんとヘルパーさんが訪問

まだ要介護認定されていませんが、要介護認定される前提でプランを作っていただきました。

家族の希望は「清拭をやっていただきたい」

家族は介護のプロではないので、上手に体をきれいにしてあげる事が出来ません。

母もそこに関しては、「家族よりプロにお願いしたい」と希望しています。

たぶん、Yちゃんの負担を少しでも減らしたいと思っているようです。

 

週に2回清拭をやっていただく契約をしました。

 

9日目

母はまだ痛がってはいますが、昼間も夜もだいぶ意識はしっかりしてきました。

 

痛みがおさまってくると、「自分がみんなに迷惑をかけている」「このまま動けなくなったらどうしよう」など気分が落ち込んで、不安感が増しているようです。

 

ケガはだんだん良くなりますが、母の心も元気になるように支えていく必要がありますね。

私は仕事があるので一旦帰宅

 

10日目

介護保険の認定調査のために市の職員さんが訪問予定です。

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おわりに

まだ、母の事故から10日です。

 

バタバタと過ぎた10日間ですが、母の命に別状がなくて、本当にホッとしました。

 

そして、様々な情報や経験がとても役に立ちました。

 

看護師さん、ケアマネージャーさん、知り合いのヘルパーさん、父を介護した時の経験、ネットなどの情報から、介護ベッドを素早く借りる事が出来たり、介護申請を済ませることも出来ました。

 

要介護認定前に、介護サービスを受けることが出来ることは、父の介護の時に知りました。

通常、要介護認定には一か月ほどかかるようですが、前倒しでお願いすることができました。

もちろん要介護認定で認定されない場合は、お願いしたサービスが実費になってしまいます。

それでも、今回は介護ベッドは絶対に必要だし、ヘルパーさんの手助けも必要です。

 

ケガなので、最初の一か月が一番大変だと思います。

母が少しでも快適でいられるために、色々な方の手や頭をお借りしています。

そんな皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

この記事は自分の備忘録として書きました。

ただ、私と同じような経験をする方もいるかもしれません。

そんな方にもし、ヒントがひとつでもあればいいと思っています。

 

 最後に

実の母のように母に優しくしてくれるYちゃんに感謝です!

近くで母を見守ってくれる弟に感謝です!

 

私は遠距離介護になりますが、親孝行出来る機会だと思っています。

 

母が一日でも早く回復しますように♪