こんにちはpokkeです。
先日お客様に質問されました
ガーゼの生地で手縫いの袋を作ったのですが、縫い代始末をほつれ止め液で出来ますか?
みなさんは ほつれ止め液はご存じですか?
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こちらのピケが有名ですが、100均にも置いてあるようですね。
私もリボンのほつれ止めやテープのほつれ止めに使った事はありますが、洗濯した事はなかったので実験してみました。
ほつれ止めの効果を実験してみる
ダブルガーゼの生地の縦、横、バイアスの部分にピケを縫って(1cm位しみこんでいます)一晩乾かし、洗濯機で2回洗濯してみました。
洗濯した結果ピケなしの部分はかなりほつれています。
ピケを塗ったところは、縦、横、バイアスどの部分もほつれていません。ただ、その部分は触ってみると固くなっていて、多少色が変わって見えます。
お客様は手縫いの袋の縫い代始末に使いたいという事だったので、縫い代の部分が固くなったり、多少色が変わったことが気にならなければ使ってもいいかな~と思いました。
ほつれ止めピケとダイソーのほつれ止め液を比べて実験した記事はこちらからどうぞ
ではこれからハロウィンの衣装などでよく使われるサテンやオーガンジーにも使えるでしょうか?これも実験してみました。
ほつれ止め液ピケを塗って一晩おき、2度洗濯をしてみました。
サテン、オーガンジーにほつれ止め液を使ってみるとどうなるか?
ほつれ止め液ピケを塗って一晩おき、2度洗濯をしてみました。
ほつれ止め効果はありましたが、色が変色しているのが気になります。
このままスカートの裾部分に使うにはどうでしょうか?
まぁハロウィン用の衣装ならいいかもしれません(^_-)-☆
サテンやオーガンジーの時の裾始末
衣装ではなく、サテンやオーガンジーで洋服を作る時はやはりミシンで始末した方がきれいですよね。裾が直線の場合
三巻きミシンがきれいかな~
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こんな感じに仕上がります。 下の記事で紹介している三巻き押えで縫ってみました。www.blog-pokke.xyz 三巻きミシンが苦手な人は捨てミシンをかけてから折り返す縫い方の方がいいかもしれませんね。
裾がカーブの場合
- 三巻きミシン(難しいかも)
- 巻ロック(ロックミシンがあれば)
- 捨てミシンをかけてからそれを芯にして三つ折りにする
- 捨てミシンをかけてからそれを芯にしてジグザグミシンをかける
捨てミシンをかけてからジグザグミシン
これは私が専門学校の教師時代にドレスの製作をお手伝いした時に教えてもらった方法です。そのドレスはオーガンジーを円形にカットして、たくさん繋いでいくというデザインでむちゃくちゃフレアーが入ったくるくるの裾でした。
まず直線の捨てミシンを1本かけます
ミシン目から裏側に折ります
ジグザグミシンを細かい針目で半分落としながらかけます。
縫い代をジグザグミシンのミシン目ぎりぎりでカットします
こんな感じ(裏側)に出来上がります。
分かりやすいようにミシン糸の色を生地と違っている色を使っていますが、同じ色にするともう少しなじむと思います。
まとめ
ほつれ止め液はほつれ止め効果はかなりあり、洗濯しても大丈夫!
ただ、塗った部分は固くなったり、変色することもあるので確認してから使った方がいい
オーガンジーやサテンの生地でもほつれ止め液は使えるが、洋服の裾部分などに使う場合はミシンで始末をした方がいい
裾の始末の仕方は色々あるので自分に出来る、自分がきれいだと思う方法で仕上げましょう。